The First Design Conference in Takikawa, 2007 | Photo by Koji Sakai
はじめに

昨年、大好評を博したデザイン宣言タキカワ会議をしばらく続けることに致しました。スポンサーなしで、開催費用などは参加者全員の頭割りでまかなう画期的な方式は継続いたします。

日常から離れて、歴史建造物である石蔵特有の親密で自由な雰囲気の中で、本音の議論を展開します。ビジュアルな素材は使いません。この会議はパネリストの方々が議論するための会議です。聴衆の皆様はそれを垣間みる(聞く)ことが出来ます。
パネリストの方々は自分の言葉で、自分のために議論し、共通の認識を持ち帰っていただきます。

太郎吉蔵でしか経験できない貴重な時間と議論のおみやげが、貴方の、そして、日本のデザインシーンを変えることを期待しています。

問題提起

世界に誇る日本の現代デザインですが、それは大都市にあって地方の小都市(田舎)にはほとんどないものです。
地方の企業が生み出す商品のデザインと販促物、行政が発信する情報媒体や建築のデザイン、景観など、レベルの低さは今日のデザインの恩恵を受けているとは言い難い状況にあります。
デザインの地域格差を是正しなければなりません。
また、最近のデザインはマーケットにばかり目が向いて、そのことに危機感を覚えることは共通の認識となりつつあります。デザインが身近な存在となったわりには、その積み重ねが機能していません。それどころかデザインのインパクトが拡散しているようにも感じられます。
デザインの世界と可能性はもっと深く、大きく、広いはずです。
日本のデザインの軸がぶれているのではないでしょうか。
何故デザインするのか、デザインで何を実現しようとしているのか、この辺りで自問自答する必要がありそうです。
そうでなければ、社会におけるデザインの位置を高くすることは難しいと思います。デザインは社会や生活を変革し、豊かな未来を約束するはずでした。
その根本として、デザインには『志』が必要です。
これらのことを語り合いましょう。


太郎吉蔵デザイン会議委員会 
原研哉
佐藤卓
大迫修三
五十嵐威暢

アーカイブ

第一回デザイン会議

2007年アートフェスタタキカワのメインイベントとして行なわれました。

パネリスト
 五十嵐淳(建築家)
 梅原真(デザイナー)
 柏木博(デザイン評論家)
 佐藤卓(グラフィックデザイナー)
 東海林弘靖(照明デザイナー)
 須永剛司(多摩美術大学教授)
 南雲勝志(プロダクトデザイナー)
 原研哉(グラフィックデザイナー)
 平野敬子(デザイナー)

第一回デザイン会議ステートメント 

第二回デザイン会議

2008年